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メールマガジン第11号 配信
2013/12/02

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◆シティプロモーション自治体等連絡協議会メールマガジン 第11号
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◎コンテンツ
●[コラム] 政策研究のないシティプロモーションの危険性
●協議会からの案内:第2回全国講習会「地域特産物を活用した地域活性化実例」
●協議会参加団体の紹介:三芳町の紹介

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●[コラム] 政策研究のないシティプロモーションの危険性
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シティプロモーションを実施する一つの理由に、「現在の人口を維持したい」や「人口を少しでも増加したい」があります。いま、「一つの理由に」と書きましたが、実は、この要因が最も大きかったりします。人口減少時代に入り、既に多くの地方自治体の人口が減少しています。これを防ぐためにシティプロモーションが注目されている現状があります。

シティプロモーションが人口を増加させる・・・なんてことは、ありません。注意が必要です。まずは、人口を減少させている現象をしっかりと把握することが大切であり、これはシティプロモーション以前の問題です。これを明確にしない状態で、シティプロモーションを展開しても、ほとんど効果はないと思います。

人口減少は、次の視点で考えることが大切です。まずは(1)出生数が少なくなっている現状があるはずです。そして(2)死亡数が増加しているのです。その結果、人口が減少していきます。つまり、「出生数<死亡数」ということです。これは人口の自然増減になります。それぞれの理由を明確にして、問題解決のために事業を実施していくことが求められます。

次に、人口の社会増減で考えていくことも重要です。(1)転出していく人が多くなり、(2)転入する人がいなくなっているのです。この関係をしっかり把握する必要があります。それは「転入者<転出者」ということです。なぜ、転入者が少なく、転出者が多いのかを考えなくてはいけません。地域に魅力がないのか、単なるアピール不足なのか・・・。これを明らかにする必要があります。

上記の4つの政策研究を実施しないで、「シティプロモーションだ!」と言う地方自治体(の担当者)が少なくありません。これらをしっかり考えないで、行政計画や指針を策定している地方自治体も少なくありません。これは独りよがりの行政計画であり、指針であり、ほとんど効果がでてこないことは明らかです。めるまがの読者は、この点は注意してほしいと思います。(牧瀬稔)

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●協議会からの案内:第2回全国講習会「地域特産物を活用した地域活性化実例」
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※本協議会が実施した第2回全国講習会(11月1日開催)における講演の要旨は下記の通りです。

門脇 伊知郎 氏
株式会社JTBコーポレートセールス 営業推進本部 ソーシャルソリューション地域交流推進局
地域交流事業統括チーフマネージャー(兼)観光開発プロデューサー

旅行者が旅先で最もこだわるポイントである「食」。それはどの地域にも存在する観光資源であり、「食」を通じて地域ならではの文化の理解も期待されます。しかしながら「他の地域と差別化ができない」「域外への情報発信が難しい」「域内消費が落ち、食文化が途絶えてしまっている」などとそれを取り巻く課題は少なくありません。

マーケットへの正対(地域別・機能別の分社化)とビジネスモデルの変革(事業ドメインの進化)に挑戦するJTBとともに「食」による打開策を打ち出してきた地域における具体的な取り組みのうち、地域産品の活かし方と食によるまちおこしの実例を挙げながら地域活性のためのアドバイスがなされました。

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●協議会参加団体の紹介:三芳町の紹介
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三芳町は首都圏からおよそ30㎞に位置し、徳川家康の関東入国以降、武蔵野台地の開発がすすみ、元禄7年、川越藩主・柳澤吉保による「三富新田開拓」が実施され、長期間にわたり純農村地帯として歩んできた自然豊かなまちです。埼玉県の南西部、武蔵野台地の北東部にあたり、関東ローム層におおわれた平坦な台地で、昭和40年代からの高度経済成長とともに人口が急増、昭和45(1970)年に町制を施行しました。その後工業団地や流通基地、高層住宅も進出。今現在、人口は、約38,000人、面積は15.30k㎡で東に志木市、富士見市、南東に新座市、南西に所沢市、北にふじみ野市、川越市と隣接しております。首都圏から30㎞圏に位置する立地条件により、都心部との交通の便に恵まれる東部地域に市街地が形成されていますが、中部以西には農地や武蔵野の面影を残す緑地が広がり、今なお都市近郊農業が盛んで、商工農のバランスのとれた町とし
て今日に至っております。

交通体系は、町内には鉄道はありませんが、三芳町の東部境近くに川越市や都心部と直結する東武東上線が走っております。道路は、県南西部における広域幹線道路としての機能を担う国道254号(川越街道)が町の東部を、関越自動車道が町の西部を縦貫しています。関越自動車道には、「三芳パーキングエリア」があり、東京方面の上り車線には出口、上越方面の下り車線には入口のハーフ運用ではありますが、スマートICが設置されております。一日平均では、4000台もの利用があり、現在、町ではフルインター化を進めております。

三芳町の名産といえば「富の川越いも」と「新鮮みよし野菜」に「狭山茶」。町では毎年10月に「にほんの里100選」に選ばれた歴史ある「三富新田」において、440mの畝(うね)に植えてあります「さつまいも」を一斉に掘り起こす「世界一のいも掘りまつり」を開催しております。毎年、約600人の方が参加され、秋の味覚のさつまいも掘りを楽しまれております。また、三芳の大地が育んだ美味しくて、高品質な「みよし野菜」。先人たちの知恵を生かした落ち葉堆肥などを使った土作りと、子どもを育てるのと同じように愛情を込めて作った野菜は、安心安全であります。このほか、三芳町で生産した銘茶「狭山茶」は、毎年、品評会で上位に入賞し、農林水産大臣賞を受賞するなど、その品質の高さは折り紙付きです。

「都心に近いみどりのオアシス」三芳町にぜひお越しください。

【 編 集 後 記 】

11月1日(金)に開催しました講習会では民間企業の力を活用したシティプロモーションの実例を紹介しました。民間企業のアセットの解説や産官連携の際の民間企業サイドから見た上手な連携の在り方についての話があり参加者の強い関心を惹いておりました。本協議会では行政サイドだけの目線では創出しにくい価値創造を民間組織の力を活用しがら進めてまいります。次年度の多くの自治体の参加をお待ちしております。(M)

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TEL 03-5909-8760 FAX 03-5909-8241
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