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メールマガジン第28号 配信
2014/09/02

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◆シティプロモーション自治体等連絡協議会メールマガジン 第28号
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◎コンテンツ
  ●[コラム] シティプロモーションごっこ遊び
  ●協議会参加団体の紹介:川越市の紹介
●協議会からのお知らせ:8月8日(金)に総会が開催されました。
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● [コラム] シティプロモーションごっこ遊び
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読売新聞の全国調査によると、都道府県のうち岩手県や秋田県などが、人口減少を対策するための全庁的な組織を設置し、その数は17道県に達したしているという報道がありました。この「めるまが」は発行されるときは、もっと数は増えていると思います。そして市町村レベルでも二極化が進んでいます。人口を増加させている自治体とそうでない自治体です。人口を増加させている自治体を考察すると、ちゃんとした政策を展開している傾向が見て取れます(もちろん、「たまたま」や「運が良かったから」という自治体もあります)。人口を維持し、増加させるためには、「対策」ではなく「政策」という発想が重要です。

対策は「現実対応」になります。それは「いま目の前にある問題を何とかしたい」という一心で取組むことになります。どうしても狭視眼的な見地からの行動になってしまいます。一方で政策は未来志向です。未来志向には希望が湧いてきます。様々な観点から可能性を探ることになります。その結果、心にも余裕がうまれ、成功の軌道に乗りやすくなります。そして、政策のためには、しっかりとした政策研究が大切です。「最近のシティプロモーションは、この政策研究がない」と、前回の原稿で指摘しました。

もちろん担当者をはじめ当事者たちは、しっかり政策研究をしたつもりになっています。しかし、私が「このターゲットはどのようにして決めたのですか」と尋ねると「みんなで意見交換をして決めました」と回答が返ってきます。再度、私が「それは定性的な話であって、定量的の観点から、どのようにしてターゲットを決めたのですか」や「たとえ意見交換という定性的であっても、各々の当事者は、数値に基づいて意見を述べていると思われるため、その数値をだしてください」と聞くと、「なんとなく意見子がでてきた」や「そんな数値はありません」と回答が戻ってきます。これは、はっきり言って政策研究ではありません。「政策研究ゴッコ」をしている状態です。

政策研究ゴッコから登場したシティプロモーションも、それは「シティプロモーションゴッコ」です。真似ごと、偽装であり、中身がありませんので、そのシティプロモーションは、本物には当然、かないません。その結果、シティプロモーションの所期の目的は達成できないでしょう。「別に達成できなくてもいいもん。だって、その頃には人事異動で担当を外れているから」という声が聞こえてきそうです。もし担当者が、こういう考えを少しでも持っているようでしたら、その自治体は消滅に突き進んでいくことになると思います。なお、政策研究を高める一つの手段として、私は自治体シンクタンクを推奨しています。戸田市や春日部市などが設置しています。(牧瀬稔)。

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● 協議会参加団体の紹介:川越市の紹介
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川越市は、都心から30キロ圏内に位置し、古くから埼玉県南西部地域における産業、経済、文化、観光などの中核都市として発展してきた都市です。面積は、109.16平方キロメートルあり、34万人を超える人口を有しています。大正11年(1922年)に埼玉県内ではじめて市制を施行し、昭和30年(1955年)に周辺の9か村を合併し現在の川越市となりました。

平成15年4月に「中核市」へ移行し、地域にふさわしいきめの細かい行政サービスを提供しています。まちを支える産業は、川越駅・本川越駅・川越市駅の3駅を中心に栄える商業、首都圏の食料供給地の役割を担う農業、そして市内北部・南西部に展開する工業団地等により県内上位の出荷額を誇る工業がバランスよく発展しています。

昨年は、鉄道5社による相互乗り入れが実施されたことにより、横浜までの直通運転が開始されました。また今後、圏央道の整備がさらに進捗することにより、一層の住環境の向上が期待されるだけではなく、交通の利便性が増すことによって、蔵造りの町並みや川越まつりなど魅力ある歴史的・文化的遺産を生かした集客が見込めます。

さらに2020年には、東京オリンピックのゴルフ競技が市内にある霞ヶ関カンツリー倶楽部で開催される予定です。これを契機に、国内のみならず、海外からも多くの方に本市を訪れていただき、歴史、伝統、文化と豊かな自然を織りなす川越を知っていただくため、魅力あるまちづくりを進めています。

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● 協議会からのお知らせ:8月8日(金)開催 総会報告
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8月8日(金)加盟10自治体と民間加盟5団体及びオブザーバー2自治体と2議員の35名で時事通信社本社会議室で開催致しました。当協議会会長である戸田市長神保国男氏が議長となり、本年度上期実施事項と下期実施計画に関し報告がされ承認されました。

第二部勉強会では産業能率大学金綱潤氏による[眠れる地域資源を掘り起こせ]をテーマにシテイプロモーション活動に役立つ講演が行われました。講演終了後は会員自治体担当者による[わが町]紹介が行われ会員同士を知り合う良い機会となりました。そして最後は懇親会を開催しお互いの発展を語り合いました。

次回は11月19日(水)日比谷にて[シテイプロモーションシンポジューム]を開催します。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

【編集後記】

先日近所のスーパーへ行ったところ嬉しい発見がありました。当協議会が委員として参加している佐野市[シテイプロモーション推進基本計画策定懇談会]の議題として取り上げられている2013年度ゆるきやらグランプリNO1の[さのまる]プリッツが商品棚に掲出されていました。地道な努力の賜物と思います。大きく育て[さのまるプリッツ]

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◆編集・発行

シティプロモーション自治体等連絡協議会 事務局

http://www.citypromotion.jp/

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