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メールマガジン第22号 配信
2014/05/15

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◆シティプロモーション自治体等連絡協議会メールマガジン 第22号
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◎コンテンツ
  ●[コラム] 使い勝手のいい「プロモーション」
  ●協議会からの案内:本年度の本協議会の取り組み方針(4)
  ●昨年度までの協議会運営を振り返って

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●[コラム] 使い勝手のいい「プロモーション」
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 プロモーションほど、都合のいい言葉はないと思います。観光プロモーション、協働プロモーション、教育プロモーション、議会プロモーション・・・。行政分野に、「プロモーション」という言葉をつけただけで、何となく、かっこいいことをしている印象を持ちます。実際に、かっこいい場合もあるのですが、見かけ倒しのことも少なくありません。

 プロモーションの意味を調べると「(1)助長。推進。奨励。(2)販売促進のための宣伝資料」とあります。助長とは「力を添えて、ある物事の成長や発展を助けること。また、ある傾向をより著しくさせること」という意味です。推進とは「(1)物を前へおし進めること。(2)事業や運動などを達成するように努めること」になります。そして奨励は「ある事柄を、よいこととして、それをするように人に強く勧めること」と辞書にあります。

 皆さんが取り組んでいるシティプロモーションの取り組みは、本当に、助長、推進、奨励しているのでしょうか。具体的にどのように、助長、推進、奨励しているのでしょうか。また「販売促進のための宣伝資料」の前提には、販売するコンテンツがなくてはいけません。何を販売するということが明確でしょうか(さらに言うと、「何を」「誰に」と考えることが大切です)。

 昨今では、安易にプロモーションという言葉が使われているきらいがありますが、実は奥深い言葉なのです。プロモーションという言葉の真意をつかみとり、具体的に一歩一歩、目標地を目指して進んでいくことが大切と思っています。目標を設定するという意味で、行政計画の存在は大きな意義を持ちます。

 プロモーションというと、どうしても抽象的になってしまうため、私はカタカナ表記ではなく平仮名表記を進めています。シティプロモーションは、たぶん「地域の売り込み」に集約されます。そして、地域を売り込んでいくためには、観光だけではなく、協働だけでもなく、すべてを網羅していかなくてはいけません。そこで優先順位をつけていきます。そして、シティプロモーションは、その地域の(地方自治体の)総合力が試される活動と考えています。(牧瀬稔)

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●協議会からの案内:本年度の本協議会の取り組み方針(4)
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 今年度は、シティプロモーションに関する調査・研究も進めていきたいと考えています。具体的には、調査・研究に関する部会(第25条)を設置し、シティプロモーションに関する調査と研究を実施します。

 前回のめるまがでも言及しましたが、6月と来年1月に部会が主催で研修会を開催します。この研修会も、シティプロモーションに関する調査・研究の一環となります。

 また、昨年度から「我が国におけるシティプロモーション活動の現状と課題」というテーマで調査・研究を進めています。特に、シティプロモーションに関する行政計画(戦略、指針、ビジョン等の名称)を収集し、類型化を試みている最中です。

 上記のコラムでも言及されていますが、シティプロモーションの行政計画といっても実に多様です。単なる広報計画であったり観光計画という場合が少なくありません(広報計画や観光計画を否定しているわけではありません。それらの個別計画も大切です。ただし、シティプロモーションは、もっと大きな概念と考えられます)。

 6月と1月に実施する研修会は、シティプロモーションの行政計画を策定している自治体から発表いただき、その後、参加者で意見交換をしていきます。本協議会の重要な柱が「情報交換の場」の提供です。ご関心のある方は、ぜひ、ご参加ください。

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● 昨年度までの協議会運営を振り返って
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※昨年度まで、本協議会の事務局を担当した町田・前事務局長と、大堀氏から、感想(コメント)をいただきました。

■町田氏
 シティプロモーション自治体等連絡協議会の設立に遡ること1年半前の12年2月にJTB法人東京(現JTBコーポレートセールス)第五事業部に着任しました。当事業部では地域交流や地域活性をテーマにした事業開発を手掛けていたこともあり財団法人地域開発研究所の牧瀬先生とのご縁を頂き民間と行政が一体となったコミュニティを作り地域行政を主体とした当協議会の発足に至りました。シティプロモーションは息の長い活動の中で成果があがるものであります。会員の皆様には強い情熱とリーダーシップを持って活動されますことをお願い申し上げます。

■大堀氏
 この協議会の設立総会から担当させていただきました。短い期間ではありましたが、シティプロモーションに対する自治体の担当者の皆様の熱い思い」を日々、受け取るたびに「事務局として今、できることはすべてやらなくては」と自分自身を奮い立たせておりました。事務局からは離れてしまいますが、今後の事業のさらなる拡大を楽しみにしております。

【 編 集 後 記 】

 5月9日(金)シテイプロモーション第一回議員セミナーが開催されました。地方議会議員の皆様を中心に41名の方にご参加いただきました。次回は11月19日(水)に大きなイベントを予定しておりますので皆様奮ってご参加下さい。(M)

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◆編集・発行

シティプロモーション自治体等連絡協議会 事務局

http://www.citypromotion.jp/

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