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メールマガジン第26号 配信
2014/07/23

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◆シティプロモーション自治体等連絡協議会メールマガジン 第26号
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◎コンテンツ
  ●[コラム] シティプロモーション策定審議会の意義ってあるのだろうか
  ●協議会参加団体の紹介:「龍ケ崎市ってどんなところ?」と思ったあなたへ。
  ●協議会からのお知らせ:7月29日に議員向けセミナーを開催します

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● [コラム] シティプロモーション策定審議会の意義ってあるのだろうか
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 自治体は計画を策定しようとするとき、多くの場合が審議会を立ち上げます。審議会という名称ではなく、懇談会、委員会、連絡協議会など、様々あります。ここでは「審議会」という名称に統一します。審議会の意図は様々あります。私から捉えると、「みんなの意見を聞いて、民主的に進めました」というものです。民主的に進めていますが、審議会は決定権はありません。決定権を持つのは議会です。そのため、審議会で意見交換や議論された内容が、まったく行政計画や自治体政策にいかされないこともあります。

 さて、シティプロモーションの行政計画を策定するときも、自治体は、審議会を立ち上げようとします。審議会を立ち上げる意味はあると思いますが、私は、いまいち、そのメリットが理解できません。審議会には、公募住民をはじめ、関係者(関係団体)が多く入ります。一般論ですが、審議会への構成者が多ければ多いほど、シティプロモーションは効果がでません。だいたい失敗しています(が、失敗していることさえも、自治体当事者は気づいてません)。

 審議会を立ち上げる前に、自治体は、シティプロモーションをして、何を実現したいのかを明確にする必要があります。交流人口の増加でしょうか。それであるならば、審議会は、観光協会をはじめ、交流人口の増加を促進する関係者だけでよいでしょう。あるいは、定住人口の増加でしょうか。その定住者は、どういう人を想定しているのでしょうか。30歳の都内に通うベッドタウン意識を持つ住民ならば、そういう人たちにメリットがでるような関係者を審議会に入れるべきです。自治体がシティプロモーションを<手段>として「何をしたいのか」という<目的>が明確でなければ、何をしても効果はでてきません。

 民間企業が自社の方向性を決める時に、審議会らしき組織を立ち上げ取引先(関係者)全員の意見を聞くかといったら、審議会を立ち上げることはありません。民間企業が自社の方向性を決める特に株主(自治体では「住民」になるのでしょうか)の意見を聞くかといったら、そんなことはほとんどありません。企業自身で方向性を決定し、「これでいいですか」と株主総会で聞くだけです。

 審議会を立ち上げ、「みんなで仲良く考えてシティプロモーションを進めましょう」ということは否定しませんが、関係者の意見を把握するために、審議会である必要はありません。個別ヒアリングやアンケートの実施、パブコメ等があります。そのような手法で関係者の意識を把握すれば十分でしょう。審議会の構成者が多くなれば多くなるほど、構成者の「主体的にやる」意識がなくなり、構成者は「他人まかせ」になり、つまり「誰もやらない」ことにな傾向が強いので、注意が必要です。(牧瀬稔)

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● 協議会参加団体の紹介:「龍ケ崎市ってどんなところ?」と思ったあなたへ╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「東京から意外と近いんですね」

 龍ケ崎に訪れた方のほとんどが言われるフレーズです。茨城県=遠い?というイメージがあるようですが、実は、龍ケ崎市は茨城県南部に位置し、JR常磐線上野駅から特急で最速31分、特別快速でも39分と都心のターミナル駅である東京や銀座・新宿にも1時間圏内でアクセスが可能で、多くの市民が都内へ通勤・通学しています。常磐自動車道・圏央道を利用すれば、車でも約1時間とやっぱり都心から近いんです。

「東京に近いのに空が広いね」

 市民の方から言われたフレーズです。都心から近いとビルやマンションが立ち並んでいる景色を想像するかもしれませんが、そんなことはありません。だからこそ、空が広く見えるのです。広い空と、関東平野ならではの地平線が見える田園地帯。そして皇居のお堀から譲り受けた白鳥達が優雅に泳ぎ、冬には夕日に映える富士山が浮かび上がる牛久沼。夜は満点の星空が見え、都心から近いのに、まるでどこか遠くの田舎にきたような感覚になる自然がたくさんあります。

「見ている人も緊張する伝統芸能ですね」

 「撞舞(つくまい)」という伝統芸能を取材に訪れた方から言われたフレーズです。地域の人々のチカラにより守られ、受け継がれ、400年以上続く伝統芸能「撞舞」は五穀豊穣を祈る儀式で、ビル4~5階相当にのびた柱の上で、蛙に扮した舞男が命綱なしで逆立ちなどの妙技を披露し、ハラハラドキドキの迫力ある演技に観客からは悲鳴があがるほど。本年は7月27日(日)夕刻に開催予定です。ぜひ一度ご覧ください。
http://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/procedure/2013081500855/

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● 協議会からのお知らせ:7月29日に議員向けセミナーを開催します
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本年5月9日(金)に第1回セミナーを開催しました。その感想を紹介します。

▼人口減少の自治体の対策にはシティプロモーションが必要だと実感いたしました。
▼牧瀬先生の講演のみで中座してしまいますがとても分かりやすかったです。
▼目からうろこの状態です。当市は、シティプロモーションできましたがこれからが大切だと思います。
▼戸田市の取り組みを大いに参考にしたいと思います。
▼自治体の実例を伺い、とても参考になりました。ぜひとも視察に伺いたいです。
▼都市イメージの強化、定着が子育て世代転入増につながったとの事。
▼戸田市さんの政策研究所については以前から大変関心があったので直接お話しが伺えて大変良かったです。

今月29日も、前回同様のセミナーを開催します。詳細は下記の内容となります。前回5月9日(金)開催と同一内容です。

★セッション①13:20~14:30(予定)
「人口減少時代に“生き残る”自治体の戦略」
講師:一般社団法人地域開発研究所 主任研究員 牧瀬 稔
   (法政大学 大学院兼任講師)
シティプロモーションの取組みと成果を理解した上で、地域の中でどのような
活動ができるのか、地域間競争に勝つための視点等を考えてまいります。

★セッション②14:40~15:30(予定)
「まちの魅力を積極的にアピールして認知度を高める」
 ~埼玉県戸田市のシテイプロモーション事例~
講師:戸田市政策秘書室長(政策研究所副所長) 梶山 浩様
埼玉県戸田市がシテイセールスを取組むにあたり考え、そして実行したこと、
その成果と現在取り組んでいることをご紹介します。

★セッション③15:40~16:40(予定)
「フリーデイスカッション」
コーデイネーター:産業能率大学総合研究所 杉本 孝一郎
ご参加の皆様方と当協議会民間事務局スタッフがご一緒にシテイプロモーショ
ンについてフリートークを行います。貴重な情報交換の場となります。

◆日 時 :2014年7月29日(火)
◆会 場 :BIZ新宿(区立産業会館) 3F 研修室A
東京都新宿区西新宿6-8-2
(東京メトロ丸の内線「西新宿」駅出口2より徒歩5分、
 都営大江戸線「都庁前」出口4より徒歩8分)
◆参加費 :3,000円
(シティプロモーション自治体等連絡協議会員は2名まで無料ご招待)
◆定 員 :50名
(先着順/定員になり次第締め切らせていただきます。)
◆申込方法:事前のお申込が必要です。
 申込書ご記入の上FAXにてお申込ください。
◆問合せ先:シテイプロモーション自治体等連絡協議会事務局
      (JTBコーポレートセールス第五事業部 営業三課内)
       担当:大塚、松野、佐藤 03-5909-8760

【編集後記】
 メルマガ配信順序があやまり27号を先にお送りしてしまいました。お詫び申し上げます。協議会参加団体として龍ヶ崎市が紹介されていますが、都心に本当に近いと思います。龍ヶ崎には相撲部屋もあります。TVにもよく登場する式秀部屋(式秀親方、元幕内北桜)です。個性あふれる力士に元気をもらいに一度訪ねてみたいと思います。

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◆編集・発行

シティプロモーション自治体等連絡協議会 事務局

http://www.citypromotion.jp/

〒163-1066
東京都新宿区西新宿 3-7-1 新宿パークタワー 27階
株式会社JTBコーポレートセールス
本社営業部 第五事業部 営業3課内  大塚・松野・佐藤

TEL 03-5909-8760  FAX 03-5909-8241
Mail citypromotion@bsec.jp
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